| B. は、次のような特色があります。以下のページをご参照ください |
いじめの問題はどう対応されてきたのですか・ | |
いじめが問題として取り上げられるようになったのはいつですか?
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1980年代の半ばよりメディアで連日取り上げられるようになりましたが、研究においても、現場の対応においても海外とは独立し展開され、いじめは日本固有の問題で被害も頻度も小さいという認識が1990年代半ばまで続きましたが、著作や論文、行政に拠る報告書としては蓄積していました。
Reference:森田洋司 2010 『いじめとは何か』 中公新書 |
1990年代半ば以降は、どういじめ問題が対応されるようになったのですか。
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1994年以降、いじめによる深刻な被害が再びクローズアップされるようになったのは、複数件の自殺事件が報道されてからです。文部省は急きょ、「いじめ緊急対策会議」を開き、直ちに学校を上げて総点検し、実情把握と適切な対応を図ることを掲げましたが、これにより、「いじめはどこでも起こり得る」という認識へと変わって行きました。この提言はいじめる側が悪いとの認識、毅然とした態度で臨む必要性、いじめは卑劣な行為で人間として絶対に許されないという自覚を促す指導と責任の所在の明確化し、社会で許されない行為は子供でも許されない、児童生徒に、何をしても責任を問われないという感覚を持たせることは教育上望ましくないと考えられる点が明記された点で重要なものでした。
Reference: |
「第二の波」のこころの相談体制の確立とは、どんなことですか?
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心の相談体制の充実は、1995年度のに不登校児童・生徒数が8万人に達し、97年には10万人を超え、1999年には13万人台となったことも大きく影響しました。これを受け、文部省は95年からスクール・カウンセラーの配置を開始し、今日では概ね全中学校に配置されています。同時に市町村に教育相談員の配置の税制措置、98年から「心の教室相談員」の配置も始まりました。不登校も社会問題化し、心理面での教育相談に比重を置いた指導体制が強化されました
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「第三の波」の心の問題から社会の問題として対応されるようになったとは、どういうことですか。
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その一つは、教育再生会議が着目したように、行為責任を加害者への懲戒に短絡させるのではなく、子供達が社会を構成する一因として期待される行為責任を果たし得るように教育することで、「社会的責任能力」の育成に向けた指導の開発が必要です。近年のヨーロッパでは、「シティズンシップの育成」に重点をおいて取り組んでいますが、日本でも、近年、内閣府、文部科学省、経済産業省などから、「社会性の育成」や「人間力の育成」が課題とされています(森田2010『いじめとは何か』)
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