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セクション:STAa2
人生局面毎の課題とリスク

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カテゴリー:STAa21
学齢期
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基礎知識
'不登校'

illustrated by Kilkenny
不登校(EDU7)
A. CCS調査で分かったこと
1. 不登校 を経験した人の割合は世代別にみるとどのように変わってきたのでしょうか? Service1: 不登校, 要因保有比率(世代別)
「不登校」は、青年期の「高校中退」「若年無業者」を30倍前後という非常に高い倍率で増加させ、更にそれが「貧困」の拡大に結びついています。しかし、「不登校」は、必ずしも「大学卒」を減らしておらず、「自信・信念」「目標・計画性」も減らしていません。「専門資格」の取得はむしろ増え、「正規雇用」になる人も却って増えていることが分かりました。「不登校」は短期的には大きなリスクをもたらしますが、それを克服することにより、長期的には成功した人生を送っている人も多くいることが分かりました。

M.Kusakabe, Community Carte Survey of 9cities 2010-2016
「不登校」を経験した人は、「授業理解困難」は余り拡大しておらず、「いじめられる」リスクを多い都市で2倍程度拡大しているが、予想したほど大きな影響はないことが分かった。

しかし、青年期になると、「不登校」経験者は、「高校中退」となるリスクを8都市で6倍以上、99%以上の有意水準で拡大しており、更に、「若年無業者」についても7都市で10倍以上の拡大率で有意に拡大している。

その後も、就労期には「非正規雇用」や「失業」になるリスクを大きく拡大しており、このような影響を併せ、「貧困」に陥るリスクを全ての都市で2倍から、最大で26倍も拡大している。まさに「不登校」は「貧困」になる入り口の一つである。 詳しく知りたい(contributed by )

2. 不登校 を経験した人は、その波及効果として、その後どのようなリスクを拡大したり、強みを縮小したりしますか? Service2: 不登校, 波及
「不登校」は、青年期の「高校中退」「若年無業者」を30倍前後という非常に高い倍率で増加させ、更にそれが「貧困」の拡大に結びついています。しかし、「不登校」は、必ずしも「大学卒」を減らしておらず、「自信・信念」「目標・計画性」も減らしていません。「専門資格」の取得はむしろ増え、「正規雇用」になる人も却って増えていることが分かりました。「不登校」は短期的には大きなリスクをもたらしますが、それを克服することにより、長期的には成功した人生を送っている人も多くいることが分かりました。

M.Kusakabe, Community Carte Survey of 9cities 2010-2016
「不登校」を経験した人は、「授業理解困難」は余り拡大しておらず、「いじめられる」リスクを多い都市で2倍程度拡大しているが、予想したほど大きな影響はないことが分かった。

しかし、青年期になると、「不登校」経験者は、「高校中退」となるリスクを8都市で6倍以上、99%以上の有意水準で拡大しており、更に、「若年無業者」についても7都市で10倍以上の拡大率で有意に拡大している。

その後も、就労期には「非正規雇用」や「失業」になるリスクを大きく拡大しており、このような影響を併せ、「貧困」に陥るリスクを全ての都市で2倍から、最大で26倍も拡大している。まさに「不登校」は「貧困」になる入り口の一つである。 詳しく知りたい(contributed by )

3. 不登校 を経験した人を増やす原因となるリスク要因は何ですか? Service3: 不登校, 原因
「不登校」の原因としては、「授業理解困難」と同様、「しかるしつけ」「父、母との接触少」「仲間遊び苦手」などの幼児期の要因がまず挙げられます。しかし、それに加え「居場所なし」「不安定・うつ」などの心の健康リスクが加わると「不登校」の比率は更に高まります。また、「虐待」も非常に高い「不登校」の要因となっています。意外にも「いじめられた」は、「不登校」を余り大きくは増やしていないことも分かりました。

M.Kusakabe, Community Carte Survey of 9cities 2010-2016
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4. 不登校 を経験した人を減らす効果を持つ強み要因にはどのようなものがありますか? Service4: 不登校, 強み要因
「不登校」のリスクを軽減する強み要因の最大のものは、幼少期の両親、兄弟との同居と「ほめるしつけ」です。これに続き「近隣に見習う」「親類・隣人等の支援」など、いわゆる、「斜め横」にいる大人との交流が「不登校」の予防に有効であることが分かりました。「不登校」の比率が大きい都市では、「自信・信念」「目標・計画性」「家族の支援」がある子どもほど、不登校になり易いという常識と反する状況が起きていることも分かりました。

M.Kusakabe, Community Carte Survey of 9cities 2010-2016
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5. 不登校 を経験した人の、将来のリスクへの波及の強さは,世代によりどのように変化しているでしょうか? Service5: 不登校, 将来のリスクへの波及世代変化

M.Kusakabe, Community Carte Survey of 9cities 2010-2016
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6. 不登校 を経験した人の将来のリスク・強みへの波及の強さは,世代によりどのように変化しているでしょうか? Service6: 不登校, 将来の強みへの波及、世代変化

M.Kusakabe, Community Carte Survey of 9cities 2010-2016
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7. 不登校 を経験した人を増やすリスク要因は世代によりどのように変化しているでしょうか? Service7: 不登校, リスク要因世代変化
「不登校」は何故、若者世代(34歳以下)で急拡大したのであろうか?データが利用可能な5都市で、若者世代と彼らの親の世代である団塊ジュニア世代で「不登校」のリスク要因を比較してみた。その結果、分かったことは、主要なリスク要因である「仲間遊び苦手」「授業理解困難」「不安定うつ」などの要因を持っている子どもの割合が、若者世代で急増していることが分かった。

M.Kusakabe, Community Carte Survey of 9cities 2010-2016
CCS調査で「不登校」リスクを拡大する貢献度が大きい「仲間遊び苦手」は、団塊ジュニア世代に既に高水準に達していた2都市を除く3都市で若者世代には要因保有率が大きく拡大している。

また、最も多く不登校を拡大する本人要因である「不安定・うつ」も、4都市で若者世代の要因保有率が拡大している。

しかし、そのような要因を持つ子供が不登校になる確率を測るリスク拡大率には、傾向的な変化はない。つまり、子どものリスク耐性が弱くなってきているのではなく、これらのリスク要因を持つ子どもの割合が拡大しているのである。 詳しく知りたい(contributed by )

8. 不登校 を経験した人を減らす強み要因は世代によりどのように変化しているでしょうか? Service8: 不登校, 強み要因世代変化
「不登校」を減らす強み要因の効果は、都市によって非常に大きな違いがある。若者世代に急速に「不登校」が拡大した足立区では「親教育熱心」が効果が無く、「家族の支援」が却って「不登校」を拡大している。しかし「親教育熱心」が若者世代まで有効性を保っている都市も多い。一方、友人・近隣関係の強み要因はほとんどの都市で若者世代で効果を増している。

M.Kusakabe, Community Carte Survey of 9cities 2010-2016
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9. 不登校 を経験した人を増やすリスク要因の貢献度は都市のよりどのくらい違いがありますか? Service9: 不登校, リスク要因貢献度
様々な不登校の要因の保有比率も加味したリスク拡大貢献度で「不登校」の要因の重要性を見てみると、「しかるしつけ」を受けた人が最も多く「不登校」を拡大していることが分かりました。その次に貢献度が多く勝ったのは「不安定・うつ」と「不安・睡眠障がい」という心の健康リスクでした。「父接触少」が3番目に高い「不登校」を増やす要因となっていました。
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10. 不登校 を経験した人を減らす強み要因の貢献度は都市によりどのくらい違いがありますか? Service10: 不登校, 強み要因貢献度
強み要因のリスク縮小率にその要因を持っている人の比率を加味したリスク縮小貢献度で見ると、「不登校」を最も減らす効果を持つ強み要因は、幼少時に母、父、兄弟姉妹との同居が1位から3位までを占めることが分かりました。それに続く貢献度を持つ強み要因は「学資を貯蓄」でした。「親類・隣人等の支援」は5位で全ての都市でプラスの貢献度でしたが、「親教育熱心」は、6位で都市によりプラスとマイナスが混じっていることが分かりました。、
詳しく知りたい(contributed by )
11. 不登校 を経験した人を減らす公共サービスの効果はどの程度でしょうか? Service11: 不登校, サービス効果
CCS調査では、各自治体と一緒に選んだ、それぞれ12-16の社会サービス機関の利用者が、どの程度、それによって各種のリスクを軽減することが出来たかを調べた。

M.Kusakabe, Community Carte Survey of 9cities 2010-2016
残念ながら、CCS調査参加者で各機関を利用している人のサンプルが少ないため、データの精度は、今後更に改善する必要があるが、これまで分かった範囲でも、「家庭児童相談室」が臼杵市で、「児童館・学童クラブ」が各務原市、臼杵市で、「児童相談書」が瀬戸内市で、それぞれ「不登校」を減らす効果があることが分かった。 詳しく知りたい(contributed by )

//Basic Facts
B. 基礎知識
1. '不登校': 不登校の原因となる身体疾患にはどのようなものがありますか? Service1: 身体疾患による不登校
全ての慢性疾患は不登校の原因となりうる。例えば、気管支喘息児の20%に学校不適応が認められるという報告もある。また起立性調節障害や起立性低血圧等の自律神経機能の失調状態は比較的頻度も高い。また見落とされがちな疾患としては、中枢神経系の悪性腫瘍や内分泌代謝疾患、膠原病があげられる。
M.Kusakabe, Hampstead in October London
詳しく知りたい(contributed by mkusakabe)
2. '不登校': 不登校の原因となる精神疾患にはどういうものがあるますか? Service2: 精神疾患による不登校
不登校の中には、子どもが何らかの精神的な疾患を持っていることによる場合がある。このような場合には、先ず、不登校そのものよりもその原因となっている疾患を治療することが第1に必要である。

不登校の原因とないうる精神疾患の例
?気分障害(mood disporder) 大鬱病性障害、双極性障害

?統合失調症(schizzophrenia)

?発達障害(developmental disorder) 自閉性障害、Asperger障害、広範性発達障害

?崩壊性行動障害(disruptive behavioral disorder) 注意欠陥・多動性障害、行為障害

?その他 起立性調節障害、起立性低血圧など


M.Kusakabe, Hampstead in October London
詳しく知りたい(contributed by mkusakabe)
3. '不登校': 「不登校」への対応はこれまで3つの変遷をたどってきた Service3: 「不登校」への対応の変遷
「不登校」は、子どもの側の対人恐怖症や集団に適応できないなどの個人要因と、いじめ、教師の体罰、難しい教科内容などの学校側の要因の組み合わせによっておこると考えられている。文部科学省が2016年に行った「児童生徒の問題行動・ 不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」でも、不登校の原因を本人の要因と学校・家庭の要因双方のマトリックスとして統計が採られている。つまり、ほとんどの不登校の要因には、本人要因と学校・家庭要因が重なり合って起こっているとの見方に立った分析となっている。

これはCCS調査でも同じで、学齢期までに起こるリスク要因を18以上採って調べている。ただ、文科省の調査と違う点は、リスク要因だけでなく「自信・信念」「親教育熱心」などの強み要因の効果も調べていることである。


M.Kusakabe, Hampstead in October London
詳しく知りたい(contributed by shiga)

C. 不登校に対応するための社会的サービス
11. 不登校 発達障害で引きこもりがある不登校の子供に有効なプログラムはありますか? Service11: 不登校, ホームスクーリング
12. 不登校 フリースクールは不登校児を救えるか? Service12: 不登校, フリースクール
13. 不登校 不登校の相談を専門に行なっている機関はありますか? Service13: 不登校, 滋賀県心の教育相談センター
14. 不登校 不登校について相談が出来るサービスはどのようなものだありますか? Service14: 不登校, その他の不登校相談

D. 不登校: 自分でできる解決法
11. 不登校 不登校児に対する学校の対応はどう改善したらよいでしょうか? Service11: 不登校, 不登校に対する学校の対応
12. 不登校 「不登校」の子どもに対して学校や家庭はどのように対応したら良いのでしょうか? Service12: 不登校, 「不登校」への対応