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フローレンス: 子供が病気になった時に預かってくれる在宅保育事業のパイオニア
この社会企業を支援するため寄付をしたい:
この社会起業モデルを使ったサービスが私が応援する市町村・県に出来るよう起業家に寄付をしたい:
このような社会起業モデルを応用して私の町で社会企業を立ち上げたい:
Eメール: フローレンス 係: フローレンス
答: フローレンス(創設者・代表、駒崎弘樹)は、病気になった子供を預かる在宅型の保育サービスだ、こどもの世話をするのは「こどもレスキュー隊員」と名付けた保育スタッフの女性たち。隊員の自宅で子供たちを預かる。隊員は、保育の心得などを教える3か月の研究を受け、終了すると、実地研修として実際の出動に同行してもらう。医療知識や手当については提携先の地元医療クリニックでワークショップを組んでもらう.:
Hampstead Heath, London, in March
配置番号:あなたの投稿された質問と回答が何処に配置されるかを示すため、1から5まで(少数を含む)を指定してください。: 2007 渡邊奈々 「社会起業家という仕事―チェンジメーカーII」日経BP社、東京 地図: 2011-08-05 00:00:00
子供が病気になった時預かってくれるところがない
磯崎は、慶應義塾大学総合政策学部2年生のころ、経営コンサルティング会社でインターンを経験してから、インターネット関連のベンチャーの経営にかかわり、すぐに共同経営者となった。幾つかの技術を事業化することに成功し、間もなく代表取締役となる。在学中に一般の社会人並の収入を得るようになり、努力すればより大きな経済的成功もちらついてきた。

しかし駒崎は、当時(2002年)米国で注目され始めた社会起業という新しい動きに大きな興味を持ち、そのためのビジネス戦略を考え始めていた。

そんなある日、大学から戻ると、ベビーシッターで外出しているはずの母親が家にいた。ベビーシッターを頼んだ、働いている母親が、子供が発熱したため数日間欠勤したせいで解雇されてしまったというのだ。母親が仕事をする、子供が病気になる、それで全てがおしまい。そんなことはおかしいじゃないか、と駒崎は心の中でつぶやいた。何かが変わらなくてはならない、と。

早速大学の後輩二人と頭に描いた解決策を相談し始め、ベンチャーは共同経営者に譲ることにした。そして、2003年4月、卒業と同時に日本で初めての病児保育事業「フローレンス」を立ち上げた。

日本全国に保育所は3万軒あるが、病気の子供を預かってくれる施設はそのうち500軒だけ。おまけにその90%は運営赤字に苦しんでいた。病児保育施設には構成労働省と自治体から1軒につき年間660万円の補助金が支給される。しかし、この補助金はかろうじて保育スタッフの給料を賄えるだけの金額だ。ところが補助金を受けた施設は子供を預ける親から1日2000円以上受け取ってはならないという規制がついて回る。行政が決めたこの現実離れした低料金が標準となり、「病児保育ビジネス」において高い料金を請求することは後ろめたさが付きまとっていた。「病児保育というシステムをまず行政から切り離し、財政的に賄える独立した病児保育のビジネスモデルを創ろうと考えたのです。」

1年かけた事業計画が行政に心変わりでとん挫
病気の子供を預かってほしい人から会費を集め、子供を預かる施設の家賃やスタッフの給料に充てるという自立可能なシステムの事業計画を創った。そして、この病児保育事業計画を基に民間財団の助成金を申請したり、ETICの社会企業コンテストに応募したりして、800万円の資金を集め、事業開始の資金とした。

いざ計画を実行するに当たっては、病児を預かるスペースが必要だ。調べてみると中小企業庁が衰退が著しい商店街の支援策として「コミュニティー施設活用活性化補助金」という制度を設けていた。商店街の空き店舗にコミュニティーの利益になる施設を作れば、初期投資と家賃を負担してくれるものだ。家賃などの負担を削減できるこの制度の恩恵を受けられればすぐにでも事業が開始できそうな気がしてきた。

おりしもある外食産業の社長がフローレンスのミッションに共鳴し、協力を申し出てくれた。衰退した商店街の再生に深くかかわっていた彼の紹介で地元行政の保育課長と商店街再生を担当する産業振興課長に会う。二人とも駒崎の構想に理解を示し、協力を申し出てくれた。運よく駅前の商店街に空き店舗が見つかり、地域の小児科医も快く支援を引き受けてくれた。全てがスムースに運び始めた時、突然、産業振興課長から「実は、うえからストップが」という予期せぬ連絡が入る。駒崎は1年間の努力が水の泡になり、ものすごい敗北感を味わうこととなった。

施設の要らない事業計画への練り直し
計画中断の報告をするために、先輩で名実ともにメンターであった、ETIC代表の宮城治男の事務所を訪れた時のことだった。じっと駒崎の話に耳を傾けた宮城は「それでは、君はもともと何がしたいんだっけ。」と切り出した。そして「病児を預かる施設を創ることが君のゴールだったんだっけ?」と宮城は続けた。「僕ははっとしたんです。そうだ。施設を創ることはゴールへの手段だったのにそれがいつの間にか目的になってしまっていた。」「預かる施設がない」のだから施設なしモデルを作ればよい―――。ふと、自分が幼いころ、病気になると近所の家で預かってもらったことを思い出す。方絵は意外に簡単だった。そうか子供を自宅で世話をすればいいんだ!

それから1年かかって今度は「非施設型」事業計画を練り直した。そして生まれ育った江東区で出直そうと決めた。

現場のいかなる事故も記録して情報共有
病児保育特有のリスクマネジメントについて駒崎は言う。「こどもが椅子から落ちた、熱が高くなった、などの事件はフローレンスでは、どんな些細なことでも全てこどもレスキュー隊員からスタッフに報告があります。隊員は細かくこどもの様子をメモして一日の終わりに提出する。大きな事故が一つある裏には30の中くらいの事故があり、その背後には300の小さな事故があるという『ハインリッヒの法則』に習い、どんな小さな事件でも記録し、大きな事件に発展する前に人間の能力で出来る限りの防止策を採ります」

2006年11月からはアロマセラピーを取り入れることにした。東京財団からの委託事業の一つである。インフルエンザや風邪の流行る11月から2月までの4ヶ月間、病児の休んでいる部屋に青森ヒバと北海道モミのアトマイザーを使用する。青森ヒバはアトピー性皮膚炎の治療にも使われる精油で空気を浄化し、感染症の予防と呼吸器の調整に役立つすがすがしい香りだ。北海道モミは抗炎症作用があり、やはり呼吸器を整えるという。森の中にいるような香りが気分を安らかにしてくれる。

細かいところまで神経を行き渡らせ、どんな些細な経験からも学び、改善し、日々前進するフローレンスの病児保育プログラムは今や仕事を持つ母親の駆け込み寺である。駒崎の生まれ育った江東区から出発し、2007年夏の時点で、12区に活動を拡張した。2008年には13区目として足立区からも支援を受けて広げる予定だ。

フローレンスのミッションは病気の子供を預かるという行為以上のもの、人と人が織りなす心の交流というかつて地域社会が持っていた魂をコミュニティーに再び蘇らせることだと駒崎は語る。

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