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農家の人材つくりからはじめ作物を転換し、年間50万人の顧客を獲得した農産物直販所 |
E-mail: 内子フレッシュパークからり | : | |
Respuesta:
内子町は、従来タバコ栽培に依存した農業であったが、1986年から「知的農村塾」を設立し、農村の活性化に取り組んできたが、消費者の健康志向に合わせ有機野菜等の作物に転換し、それを直販所で販売することに成功した。 フルーツパーク「からり」は、単に農産物を売るだけでなく、地元だけでしか食べられない食・文化を売る飲食店・農産加工品製造の「工房」も備えた総合産業化を目指して成功している。、 | Hampstead Heath, London, in March | |
Secuencia: asigne un n?mero (con decimales) que determine la secuencia de su pregunta.: 諸富徹、2010、『地域再生の新戦略』中公叢書 | : 2012-03-27 00:00:00 |
この社会企業で解決しようとした問題点 | ||||||
愛媛県内子町は松山市南方40キロの山林原野が80%を締める典型的な中産間地域。戦前は木蝋の生産で裕福な家が多く、伝統的な景観の保存にも取り組み観光客の誘致に成功している。 | しかし農業はタバコの栽培に依存し、消費者との直接のパイプがなく、タバコの先行きにも不安が合った。 | |||||
人材つくり、農業の転換、総合的な食文化の直販所設立 | ||||||
内子町は1986年に「知的農村塾」を開設、国内・海外での研修を通じ、農村活性化を担う人材の育成を行なってきた。このような基礎に基づき199年にタバコからの転換と、消費者の嗜好の変化を捉える農業経営に転換するため農業の活性化を支える戦略としてフルーツ・パーク構想・基本計画書が纏められた。 「からり」が創設されるのに先立ち、農家が市場の動向にあわせた生産や価格設定を学ぶため「内の子市場」が1994年に設立され農業者の実地トレーニングがなされた。これにより農家の団結力が強まり、当初は70人だった出荷農家が現在は430人の会員を要する「殻利直売所出荷者運営協議会」になっている。 |
「からり」葉1996年意創設され、新鮮でおいしいものを売るため農家の直売方式とし、消費者の嗜好を反映し無添加・無農薬・有機栽培にこだわった直販所とした。 「からり」で販売される全ての農産物にはばー・コードが貼り付けられ、レジを通過するときによみこまれ、生産者には即時の販売情報が、消費者には生産履歴情報がしらされ、食の安全を追及する消費者にも対応できる. また、農産物の直売だけではなく、地元だけにしか出来ない加工食品を提供する「工房」、地元の食材のみを使った「飲食店」も併設され食・文化やライフスタイルを総合的に提供している。 | |||||
町民参加が多い第3セクター方式 | ||||||
「からり」は第3セクター方式で運営されているが、まちはあえて広く出資を呼びかけ、住民に1株づつ持ってもらった結果、内子町が50%、出荷者を含む町民44%という構成になっている。 | 直売所での2005年の販売総額は4億5400万円で内子町の農業生産額の16%を占めている。 | |||||
消費者とのコミュニケーションによる農業経営の活性化 | ||||||
「からり」の最大の目的は、消費者の嗜好に合わせた農業の活性化にあったが、農業所得の50%以上をからりでの売り上げが占める農家が全体の27%を占め、販売額が1000万円を超える農家が複数現れるなど好影響が出てきている。 | かつての単作経営から、少量多品目栽培や有機農業に転換する脳かも現れるなど、「からり」の存在が内子町農業のあり方に影響を及ぼしてきた。消費者の嗜好に合わせた農作物を作れば販売額の増加という形で現れるので、農業者はさまざまな相違工夫を行なう動機付けが与えられる。 | |||||
農業の転換と一体化した直販所経営 | ||||||
「からり」モデルの成功の要因は、 (1)単に直売所の設立だけでなく、農業そのものの消費者の嗜好に合わせた生産製造・販売を総合した産業への転換と合わせて行なったことである。 (2)そのためには20年以上に亘る農業活性化のための人材育成、消費者のニーズに農業出荷者が対応するためのトレーニング、 |
(3)「からり」が単に農産物直売所だけでなく、食・文化、ライフスタイルを全体として消費者にアピールする魅力を持っていたことなどにあると考えられる。 |
4.3 | 4.3 | 3.5 | 4 | 4.3 | 4.1 |