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私の不登校経験、あなたの支えに 福岡の高校生ら集う |
E-mail: Fline | : | |
Respuesta: 不登校を乗り越える経験を人生の糧にしてほしい。そんな願いから、かつて学校に行けなくなった経験のある高校生や大学生らが、不登校になっている子どもたちと語り合う会を福岡市内で開いている。前に踏み出してほしい、という思いを伝える。 : | Hampstead Heath, London, in April | |
Secuencia: asigne un n?mero (con decimales) que determine la secuencia de su pregunta.: 朝日新聞デジタル版2015年6月10日山下知子記事 | : 2015-06-10 00:00:00 |
不登校の仲間と「しゃべん会」をつくる | ||||||
会は「しゃべる」にちなんで「しゃべん会」と名付けた。不登校経験者でつくる団体「Fline(フライン)」が今年1月から月1〜2回、福岡市西区の公民館などで開いている。4月の集まりには5人が参加した。菓子を囲み、車の話題から親や先生のことまで話は多岐にわたる。部屋には笑い声が響いた。 | 「Fline」の設立メンバーは10〜20代の6人。全員、不登校経験がある。その1人、「ボス」と呼ばれる代表を務める福岡県立高2年、末本晴香さん(16)は「かつての自分にこんな場があればよかった、と思える場をつくった」。 | |||||
不登校になったきっかけ | ||||||
末本さんは熊本市での中学時代、学校へ行けなくなった。ハードな部活動や、人間関係への疲れを感じていた。校則への従順さを求め続ける学校にも違和感があった。1年の3学期、部活動の朝練を休んだことをきっかけに、徐々に学校から足が遠のいていった。 | ただ、保健室などに行くことはあり、同じように教室へ足が向かない生徒としゃべるようになった。教室へ行く怖さ、授業についていけない不安、教師への不信。「ほかの人も同じような思いを持っているのを知り、安心できた。この経験がしゃべん会につながった」という。 | |||||
不登校の親の会と一緒に | ||||||
末本さんはその後、福岡市へ転居。母親は不登校の子を持つ保護者が交流する「ひだまりの会」に月1回、参加していた。ここに末本さんも顔を出すようになったのが、しゃべん会をつくるきっかけになった。ほかにも親と一緒に来る子がいて、交流が深まった。 | 「不登校で昼夜逆転したら太った」「受験どうする?」。話は弾み、ひだまりの会が開かれる時には、同じ公民館内の別の部屋を子ども用に借りるように。1月、この会を「しゃべん会」と名付けた。 | |||||
NPOカタリバで経験を共有 | ||||||
末本さんは3月末、高校生のキャリア教育を支援するNPO法人「カタリバ」が東京で開いた「全国高校生マイプロジェクトアワード」で、今後の展望などを語った。会に来られない子の自宅訪問や、教員をめざす大学生との交流といった構想を話し、優勝した。いま、こう考えている。 「一人じゃないと知ってほしい。不登校になったからこそできた経験、出会えた人、知った世界、越えられた壁がある。いつかそう思えるための一歩を踏み出す場にしていきたい」 |
保護者の会を主宰する元福岡市立中学校長の木村素也さん(62)は「不登校のただ中にいる子にとって、年齢の近い末本さんたちは成長モデルになる。自分の先が見えることはとても大事だ」と話す。問い合わせはメールで末本さん(fline.futoko@gmail.com)へ。 |
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